産前教育
分娩の準備
- 心の準備
- お産は誰かが生ませてくれるのではなく、自分で生むものだという信念を持つことが、大切です。
- 定期検診・母親学級・本・テレビ等で知識を深め、自信を持ってお産に臨めるようにしましょう。
- 心配事やわだかまりは、お産までに解決しておきましょう。それには、大きく譲る心・信じる心・温かい心を持って、いつも赤ちゃんの存在を意識しながら、良い家庭環境をつくっておく事が必要です。
- 入院時の交通手段・入院中の夫や上の子の世話等をどうするのか、家族と相談し心配のないようにしておきましょう。
- 身体的準備
- 規則正しい生活を送り、いつお産になってもいいように、健康を保つよう心掛けましょう。
- 散歩・妊婦体操・リラックスのためのエクササイズ・呼吸法等を毎日行い、お産に備えましょう。
- バランスの良い食生活を心掛け、貧血を予防し、塩分・水分をひかえて妊娠高血圧症にならないよう気をつけて下さい。
- 乳房の手入れを行い、飲みやすい形に整え、お乳のすぐ出る状態にしておきましょう。
- 16w〜36w:基底部マッサージ→1クール
乳首のマッサージ→1〜2分 (但し、早産徴候のある時は中止) - 37w〜:基底部マッサージ→5クール以上
乳首のマッサージ→2〜3分以上
乳管開通(搾乳する要領でにじむ程度は、乳汁を出しておきましょう)
- 16w〜36w:基底部マッサージ→1クール
分娩の経過
- 分娩の予定
- 最終生理の第1日目より数えて280日目を予定日とします。
- 赤ちゃんは必ずしも予定日に生まれるということはありません。妊娠37w〜41wまでを正期産といいますが、この5週間の間に生まれればよいのです。
- 検診で毎回行う超音波診断法や、妊娠週数に応じた諸検査を参考に、ゆったりとした気持ちでお過ごし下さい。
- 分娩が近づいたサイン
- 胃がすっきりして食がすすむ
- おなかのはりが多くなる
- おなかが前に突き出た感じ
- 赤ちゃんの動きが少なくなり、子宮全体がさがってきたような感じになる
- 腰の痛みが強くなり足のつけ根がつっぱってくる
- おりものがふえる
- 尿・便が気持ちよくでないで、残った気がする
このような症状があらわれてから、数日ないし、10日前後にお産になることが多いようです。- 初産婦→症状が早くから著明にあらわれることが多い
- 経産婦→これらの症状に気づかず、突然お産になることが多い
- 分娩開始のサインと入院の時期
- 陣痛:10分間隔で規則的に子宮収縮が起こる。
はじめは、下腹部がジクジクしたり、しめつけられる様に感じたり、腰がだるく突っ張る様に感じたりしますが、個人差があります。間隔は徐々に短くなります。時計を見ながら、チェックしましょう。- 初産婦→5〜10分ごとの陣痛→入院
- 経産婦→10〜15分ごとの陣痛→入院
- 産徴:『おしるし』と呼ばれる血性のおりものが出る。
子宮口が開き卵膜がはがれることによりおこります。大体、少量でピンク色や褐色ですが、これも個人差があります。内診を受けて2〜3日は、お産の始まりとは関係なく出ることがあります。 - 生理位又はそれ以上の出血→入院
- 破水:『お水おり』と呼ばれる生ぬるい水が出る。
卵膜が破れることにより、羊水が流れ出ます。普通は陣痛が始まってから起こりますが、『前期破水』といって陣痛が始まる前に起こることもあります。細菌感染の恐れがありますので、48時間以内に分娩できるように、即、入院が必要です。必ず、清潔なパットをあてておいて下さい。 - 少量でも多量でも破水が起こる→入院
細菌感染の危険があるので入浴はいけません。
- 陣痛:10分間隔で規則的に子宮収縮が起こる。
- 分娩の仕組み(分娩の3要素)
- 娩出力:陣痛という規則的な子宮の収縮により、子宮口が少しずつ開き、同時に、赤ちゃんを外へ押し出すという大切な力です。
- 産道:
- 骨産道→いわゆる骨盤のことをいいます。
骨盤は硬く、狭く、しかも曲がっていて、上の方は左右に広く下の方は前後に広く開いています。この骨盤が、赤ちゃんを通す広さがあるかどうかが大切です。 - 軟産道→子宮下部と頸管、膣、外陰部の一部のことをいいます。
リラックスして血液が十分に行き渡り、軟らかく伸びて広がることが必要です。太りすぎて余分な脂肪がついたり、緊張して筋肉が堅くなるとお産がスムーズに進行しません。
- 骨産道→いわゆる骨盤のことをいいます。
- 胎児:
頭の骨を重ね合わせ、頭を回旋させて生まれ出ようとします。
むやみにいきんだり、過度に緊張すると、この回旋がスムーズにいきません。リラックスして、赤ちゃんの回旋を助けてあげようという気持ちが大切です。




