院長コラム

2007年3月の記事一覧

マタニティビクスについて

2007年03月12日

マタニティビクスとは、妊婦(maternity)のための、有酸素運動(aerobics)を意味します。エアロビクス理論に基づいた最も効果的で安全な妊娠中の健康法として、また、分娩および産褥期によい影響をもたらす目的で考案されたものです。

今回はそのマタニティビクスと、産前産後の有酸素運動について、ご紹介します。
 

マタニティビクスの効果として、次のようなことが挙げられます。

  • 心肺機能の向上による全身持久力の増強
  • 身体各部の筋力・筋持久力の強化
  • 高血圧妊婦の血圧降下作用
  • 過剰体重増加の防止
  • 脂質比の改善(妊娠による中性脂肪・総コレステロールの増加を適正化)
  • 安産傾向(分娩時間の短縮・出血量の減少)
  • 腰背部痛・その他の自覚症状および静脈瘤・妊娠線・仰臥位低血圧症などの抑止
  • 精神面への好影響
  • 産褥期への好影響(乳汁分泌促進・体力体型回復促進・産褥期骨塩量低下の防止)
  • 腰痛・肩こり・便秘・足のつり・妊娠線・手足のむくみ・肋骨周辺そけい部の痛みの解消


このようなことから、ぜひ妊婦の皆様にお勧めしたいマタニティビクスですが、次のような状態の方、疾患をお持ちの方は行ってはいけません。

  • 習慣性流産
  • 妊娠高血圧症
  • 前置胎盤 
  • 妊娠前から極端に太っている人
  • 強い腹緊・腹痛が頻回に起こる人
  • 心臓病・糖尿病など合併症
  • 運動器疾患のある人


マタニティビクスを行う時期は、妊娠14週から分娩直前までです。ビクス運動前にはメディカルチェックを医療資格者(医師・助産師・看護師)が必ず行います。
胎児心拍数、血圧、脈拍、体重、問診、体調・精神状態・腹緊の程度をチェックします。


なお、出生後6週から6ヵ月の間におこなう産褥期のビクス運動療法のことはアフタービクス(after birth aerobics)と呼んでいます。
アフタービクスの効果としては、次のようなことが挙げられます。

  • 全身持久力の増強
  • 乳汁分泌の促進
  • 分娩によって伸展・弛緩した腹壁・膣壁の回復促進
  • 体型の改善(姿勢・肥満)
  • 母親間の交流(情報交換・ストレス発散)
  • 乳児間の心のふれあい


その他、産前産後の運動療法として、マタニティビクス・アフタービクスの他にはマタニティアクアというものもよく取り入れられています。


今回は最後に「ベビービクス」をご紹介します。
ベビービクスとは、親子の絆を強め愛情と信頼関係を育てること、発育段階に応じたエクササイズをお母さんがサポートすることで、赤ちゃん自身の自然な運動発達を促すことを目的とした母子の運動療法で、ベビーマッサージとベビーエクササイズからなっています。
ベビービクスの対象は、新生児から歩き始めるまでの時期で、その特徴は、エクササイズであるということと、わかりやすく、安全を考慮したプログラムであること等です。


ベビービクスの効果としては、

  • 食欲や睡眠など日常生活のリズムを整える
  • 情緒的な安定感や信頼感が高まる
  • 好奇心が引き出され応答性が高まる
  • お母さん自身の育児に臨む姿勢や意識が積極的になる
  • 赤ちゃんと過ごす時間が楽しくなる

等、特に母子の精神面での大きな効果があると考えられています。


なお、ベビービクスの種類は、

  1. 新生児頃(0?1ヵ月)
  2. 首が据わる頃(2?4ヵ月)
  3. 寝返りの頃(4?6ヵ月)
  4. お座りやはいはいの頃(6?10ヵ月)
  5. 歩き始める頃(10?18ヵ月)

というステップで、エクササイズを進めていきます。


ひさまつ産婦人科医院では、マタニティビクス、アフタービクス、ベビービクスを積極的に取り入れ、日本マタニティビクス協会公認スタジオとして、公認インストラクターにより指導を行っています。
託児室も準備していますので、お近くの方はぜひ一度見学に来られてください。


詳細はマタニティビクスの紹介ページをご覧下さい。

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