妊娠初期の異常について

2012年02月22日

平成19年10月25日、広島FM放送(HFM) オーバー・ザ・レインボーにて放送しました。
 

妊娠初期に起こりやすい症状と病気

出血

  • 流産                      
  • 子宮外妊娠                      
  • 胞状奇胎(胎盤がブドウの房のようになる)   
  • 着床期出血                      
  • 子宮膣部びらん・子宮頸部がん          
  • 子宮頸管ポリープ


下腹部痛

  • 流産
  • 子宮外妊娠
  • 卵巣嚢腫茎捻転(ねじれ)
  • 便秘・下痢
  • 子宮の成長


おりものの増加

  • ホルモンの影響
  • トリコモナス膣炎
  • カンジダ膣炎


熱っぽい・だるい
卵巣ホルモン(プロゲステロンによる)

トイレが近い
子宮の圧迫、時に膀胱炎
 

妊娠初期の病気

つわり、流産、子宮外妊娠、胞状奇胎

妊娠悪阻
つわり症状がひどくなり、嘔吐を繰り返し体重減少、脱水、飢餓状態になる。
【原因】不明。妊娠初期の急激なホルモン環境・代謝の変化・環境要因の変化
【治療・管理】食事(好きなものを好きなだけ食べる。入院して絶食・輸液療法)薬剤、漢方薬。制吐剤 ※全妊娠の1%

流産
妊娠22週未満(6ヵ月)の妊娠の中絶 ※全妊娠の10?15%に起こる
【原因】

  1. 胎児の染色体異常(50?60%)
  2. 子宮の形態異常
  3. ホルモン異常
  4. 免疫異常
  5. 感染症
  6. 身体的疲労(仕事・引っ越し・旅行など)

【症状】少量の性器出血(赤色・茶色)・下腹部痛・お腹の張り
【分類】
切迫流産:胎児は生存子宮内膜に着床するための出血
稽留流産:子宮内に胎児は生存していないのに症状がない
進行流産:流産が進行して胎児が出掛かっている
完全流産:胎児およびその付属物が完全に排出
不完全流産:胎児およびその付属物が完全に排出されず一部残っている
反復流産:2回流産。習慣性流産(不育症):3回以上流産  
絨毛膜下血腫:胎嚢と子宮内膜の間に血液が貯まって出血
【治療】安静・薬物治療・入院・最悪の場合手術

子宮外妊娠
受精卵が子宮腔以外に着床する。 ※全妊娠の1?2%
【分類】卵管妊娠・卵巣妊娠・腹膜妊娠・子宮頸管妊娠 98%が卵管妊娠
【原因】卵管の異常・受精卵の異常・子宮の異常 クラミジア感染と関連
【症状】無月経・少量の性器出血・下腹部痛。着床部位(卵管)で破裂をして腹腔に血液が貯留しショック状態に陥ることもある。
【診断】妊娠反応・超音波
【治療】腹腔鏡下手術・開腹手術・薬物治療(MTX抗ガン剤)

胞状奇胎
胎盤や卵膜を作る絨毛が葡萄の粒状になり胎児が正常に発育できない。
【原因】染色体異常 400?500人に1人、アジア、17歳未満、30代後半に多い
【症状】性器出血、強い悪阻、子宮の増大
【診断】超音波、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)の高値
【治療】子宮内容除去術→子宮内容ソウハ術 絨毛がんにならないように管理(奇胎後1?2%に絨毛がんが発生)

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