院長コラム

2014年7月の記事一覧

思春期から若年女性に起きやすい月経に関連する異常 ?

2014年07月28日

今回は、四方医師によるコラム記事です。

思春期から若年女性に起きやすい月経に関連する異常

思春期を迎えると卵巣からの女性ホルモンの働きが活発になり、乳房が発育し陰毛が発育し身長が伸びて、やがて月経が発来する。
初潮の平均年齢は12歳で、その後、徐々に月経周期が順調になって生殖能力を獲得し、大人の女性へと成長する。10代から20代の若い女性に知ってほしい月経に関連する異常について述べます。

?.月経に関する異常
?無月経
原発性無月経‐‐‐18歳過ぎても月経が来ない→検査や治療を受ける
続発性無月経‐‐‐月経が3ヶ月以上停止する→半年以上放置しないで検査や治療を受ける
        誘因:ストレス、環境の変化、ダイエット、激しいスポーツ、急激な体重減少など
体重減少性無月経:ダイエットやスポーツによる急激な体重減少をきっかけに月経が止まってしまい、
        長期間の無月経が続く時は要注意

★無月経が続く=低エストロゲン状態→骨の健康に影響→低骨密度(骨が弱くなる)→疲労骨折、特に反復する骨折が起きやすい
生涯の骨の健康のためには、若年期にできるだけ高い骨密度を獲得することが大切です。
 (女性の骨密度は25歳がピーク)
 対策:適切な運動をする・食事でカルシウムを摂取する・ホルモンバランスを調整する
★長期間の無月経を放置すると卵巣機能不全や排卵障害が改善しにくくなり、将来の不妊症や骨粗鬆症を招く可能性がある。

?月経不順(月経周期異常)
初潮から数年は卵巣の働きが未熟なので月経周期が不規則なことも多く、少量の出血が続く事もある。(頻発月経・稀発月経・不正周期・過長月経など)
特に多い出血が2週間以上も続く時は要注意。
大量出血で重症の貧血になって倒れたりすることがあるので、受診して検査治療を受けたほうが良い。
対策1:出血の記録や基礎体温をとる
  2:超音波検査・ホルモン検査・貧血検査を受ける
  3:止血剤・ホルモン剤・漢方薬・鉄剤などで治療する
★無月経も不正出血も卵巣機能の未熟さや働きが悪いことが原因だが、長い間我慢せず重症になるまで放置しないで!

?月経困難症
若い人の月経痛は、生理的なものが多い。(病気ではない)
月経血が狭い子宮口から押し出される痛みや、子宮が収縮する痛みが主な原因で、成長とともに軽くなり妊娠出産後には軽減する人が多い。ただし子宮内膜症、子宮や卵巣の異常、感染症などの病気がないかを確認する。
対策1:早めに鎮痛剤や子宮収縮緩和剤や漢方薬を使う(痛みを我慢する必要はない!)
  2:骨盤の血流を良くする運動も有効
  3:下腹部を温めて冷えないようにする
  4:鎮痛剤が効かないほど痛みが強い人は、低用量ピル使用を考慮する
  5:超音波検査で子宮や卵巣の状態を確認する

?月経前緊張症(PMS)
月経前3?10日間の黄体期に続く精神的あるいは身体的症状で月経発来とともに減弱または消失するもの。主症状は下腹痛、腰痛、倦怠感、腹部膨満、頭重感、頭痛、むくみ、憂うつ、イライラ、怒りっぽいなど女性ホルモンの関与などが考えられている。
対策1:漢方薬で血の流れが良くなり、症状も改善する
  2:低用量ピルでホルモン調整すると症状が改善する




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