院長コラム

2014年8月の記事一覧

思春期から若年女性に起きやすい月経に関連する異常 ?

2014年08月25日

引き続き、四方医師のコラム記事です。

思春期から若年女性に起きやすい月経に関連する異常?

?.貧血
原因:食事が不規則、バランスが悪い、鉄分が不足する。出血が持続する。月経量が多い。→鉄欠乏症貧血になる
 対策1:バランスの良い食事を取る、無理なダイエットはしない
   2:鉄分のある食品をとるように心がける
   3:月経不順や過多月経のある場合は婦人科で相談する
★若者には成長するエネルギーと活動するエネルギーが必要です。しっかりと栄養を取って健康な体作りをしましょう。

?.性感染症(STD)
性交渉のある人は性感染症のリスクがあります。
・性器クラミジア・・・・帯下増量(色、臭い)、腹痛、不正出血
・性器ヘルペス・・・・・外陰部の痛み、水疱、潰瘍、発熱
・尖圭コンジローマ・・・外陰部にイボができて拡がる
・トリコモナス膣炎・・・黄色で泡立つ帯下増量
 対策1:診察やSTDの検査を受けて治療する
   2:性病の予防のため性交時にはコンドームを使用する
   3:病気がわかったらパートナーにも検査や治療を受けてもらう
★若い人に感染者が多いクラミジア感染症は、症状が軽く気付かない事もある。放置すると卵管炎や骨盤腹膜炎になり卵管性不妊症や子宮外妊娠の原因になる。妊娠中の切迫早産の原因となることもある。出産時に産道感染すると赤ちゃんが肺炎や結膜炎になる。
★性病予防にはコンドーム!!避妊には低用量ピルを!

?.子宮頸ガン
性交経験のある人は誰でも子宮頸ガンになるリスクがあります。
子宮頸ガンの原因は性交渉によるヒトパピローマウイルス感染→時に持続感染→細胞の変性→子宮頚部異形細胞→初期ガンへ進行
 対策1:頚ガン予防のHPVワクチンを打つ
   2:子宮頸ガン検診を受ける
近年は10代や20代でも子宮頚部細胞の異常(子宮頚部異形成、初期の頚ガン)は増加しています。

?.外陰部のかゆみ、帯下(おりもの)
・性交渉のある人はSTD検査も受けましょう。
・性交渉のない人でも外陰部のただれ、かゆみが強い時、いつもと違う帯下(臭いや色、量)の時は、カンジタ症などの炎症が起きているかもしれません。検査や治療を受けましょう。
 対策1:入浴時外陰部を清潔にする(擦らず優しく洗う)
   2:排尿排便後には前から後ろに拭き、雑菌が入るのを防ぐ
   3:通気性の良い下着をつけ、おりものシートはこまめに替える
   4:性交前後にはシャワーなどで清潔にする

?.ピルの話
?月経移動・・・旅行などが月経日と重なる時、月経を移動させて重ならない様にできます。
 →月経を早くする方法と遅らせる方法があり、主には中用量ピルを使う。
 ※ただし若い人の場合にはピルで気分不良、吐き気が強くて旅行中に体調不良になる事もあるので、直前でなく少し早めに相談に来て下さい。

?低用量ピル・・・若い人の避妊に一番適している。避妊率が高い。
 煙草を吸わない健康な人なら長期投与も可能です。
 ホルモン量が少ないので吐き気、体重増加などの副作用が軽く、避妊目的だけでなく月経困難症、PMS、月経不順、月経調整にも使用する。

?緊急避妊・・・避妊なしで性交渉があった時、コンドームを使用したが破れた、外れた時などに妊娠を望まない場合、72時間以内に受診すれば緊急避妊用のピルが処方できます。
※ただし妊娠を100%は防げません。(2割位の妊娠有)
※これはあくまでも緊急避妊です。性交渉はあっても、まだ妊娠を望んでいない時は低用量ピルを継続して使えば望まない妊娠を避けられます。


まとめ
若いので産婦人科に受診するのは恥ずかしいと思わないで、気軽に相談に来てください。
外来では超音波検査、貧血検査、ホルモン検査などで診断をします。基礎体温のつけ方を指導し、適切な治療を決めていきます。
何かの病気なのか、様子を見ていいのか悩んでいる方は、思い切って受診しましょう。何も無ければ安心できます。適切な診断と治療で健康なからだを作りましょう。
自分の体は自分で知り守っていくことが大切です。




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