待望のVolson E10が来ました

2016年12月26日

 12月7日(水)待望のVolson E10が当院に来ました。
 2年前、E10を見て超音波機器の進歩に感激しましたが、当院にはE8を使用中につき購入はまだ先と考えていましたが、今回、東京マザーズでの購入に伴って当院に登場致しました。
 現在、取り扱い説明書を見ながら、今まで使用したE8との違いを各機能について体感しています。
 まず、妊婦健診において、胎児体重測定でBPD(頭部大横径)・FL(大腿骨長)・AC(腹囲)が自動で計測できることで短時間に胎児体重推定が可能となりました。(但し、機器が行うので全く違った位置を計測することがあり、その時にはmanual変換して)
 次に、NT(頸部浮腫)計測・羊水量の計測(AFI・MVP)も自動計測が可能となり、
血流計測もautキーのセットで簡単に計測が可能です。
 また、Volsonの最大の特徴である心臓の観察には、E4Dプローブ(探触子:患者さんに当て音波発生する機器)を使用してSTIC画面表示して、sonoVCAD機能を使い流出路など心臓の詳細が瞬時に計測可能となっており、大変感動しています。
 また、今回の目玉であるE4Dプローブは、8192の超音波波を発し当然ながら画像が従来よりも数段鮮明・繊細となり、4Dでの赤ちゃんの顔の描写が実物に近く感じられるようになりました。実際の画像をまたホームページで紹介したいと思っています。
 今回の新機器購入は、何故かいつもより数段の喜びを感じています。
 その理由は私が、超音波診断装置に初めて接したのは、昭和47年(1972年)産婦人科医になった年でした、
 その頃の超音波機器は、現在と全く違いプローブから超音波ビームは1本しか発せず、ブラウン管にも機器の通ったところだけが描写されるコンタクトコンパウンドスキャンという機器でした。
 診断には超音波のプローブを動かしながら頭の中で画像を立体的に構築して診断を行っていました。そのころの超音波機器は大変大きく広島県では広島大学・国立呉病院くらいしかありませんでした。
 当然ながら、診断率が悪く(そのころは最高と思っていましたが)当時の大学助教授からUsoグラフィーと(超音波はUSGと略され)呼ばれていました。
 つまり、今と違って超音波機器を操作している人間だけが画像を理解できた時代でした。しかし、その機器を使用して、国立呉病院出張時180人の患者さんの胎盤計測を行い、胎盤計測法を作成して、医学博士をいただきました。
 その後、昭和50年代になって、現在の超音波の前進である電子スキャン装置が開発され、(プローブから段階的に数本の超音波が発せられる機器)プローブを当てるだけで画像が構築され、大変便利になりインスタントカメラの如く誰でも画像を描写できるようになってきました。
 機器も小型化し、どこの産婦人科でも使用可能になり、解剖が判れば誰でも診断可能となってきました。
 その後さらに開発され現在の機器のように、3D・4Dの描写が行われ、産科では赤ちゃんの顔が生まれた時のように描写できるようになってきました。
 当院のホームページで3D・4Dの欄に胎内と出生後の画像を掲載しています。
 是非、ご覧ください。
 更に、胎児心臓も計測だけでなく、立体的にも描写可能となり、先天性心疾患の診断に出生前からの予測が可能になってきました。
 以上、私の歩んだ超音波診断との歴史をお話ししましたが、今回の機器の活用によって、患者さんにとって有意義な診断法となるよう活用する所存です。
 
 今後、このホームページに画像の表示・得られた記録での私見などを掲載します。
 楽しみに待っていてください。
 
                      平成28年12月23日 

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