院長コラム

2019年9月の記事一覧

骨盤位(逆子)について そのⅡ

2019年09月28日

 今回は、骨盤位(逆子)について、お話ししたいと思います。
【原因】    (母体側)          (胎児側)
①   子宮の形態異常         ①多胎
②   子宮筋腫            ②早産・未熟児(胎児発育不全)
③   胎盤位置異常(前置・低置胎盤) ③胎児奇形・染色体異常
④   骨盤内腫瘤           ④胎児付属物
⑤   狭骨盤・・骨盤が狭い       羊水量・臍帯巻絡・臍帯付着部が関係
 【頻度】妊娠中期(16~31週)までは20~50%で自己回転して
     分娩時には3~5% になる

【分類】 
                                              
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【治療法】
①   胸膝位(妊娠30週以後)               ③外回転術(妊娠34~36週)
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②   鍼灸療法 三陰交・至陰
【分娩法】
①   経腟分娩
骨盤位牽出術  横8字娩出術・肩甲上肢娩出法⇒古典的上肢娩出法
②   帝王切開
【問題点】分娩時破水した場合、頭位では頭が栓の働きをして可能性は低いのですが、
  骨盤位のばあいには、破水によって足の隙間から臍帯が脱出し易く(3.7%の確率)娩出前に、コルポ・メトロという風船挿入で脱出を防ぐ方法も取られます。
脱出した場合は重症仮死の可能性が高くなり、近年は、帝王切開が第一選択となる場合が多い様です。
【付記】
逆子を治す方法について追加で述べます。
①   胸膝位
必ず治るという方法ではなく、1日10~20分施行して
お腹が張っているときは避けてください。
張っていなければ、1日に数回施行しても大丈夫です。
②   外回転
外回転の成功率は、子宮収縮抑制剤服用して行うと、約52%位。
禁忌・合併症は
 合併症             禁忌
1.常位胎盤早期剥離        1.子宮に傷がある   
    2.子宮破裂            2.切迫早産・前期破水・前置胎盤
  3.羊水栓塞            3.胎児発育遅延・羊水過少
  4.早産              4.子宮奇形・巨大子宮筋腫
  5.胎児徐脈・胎児死亡       5.母体合併症
  6胎児腕神経叢損傷         6.多胎妊娠                 (日産婦誌60巻5号)
麻酔を施行して腹壁の緊張を緩和して行うと (海外の文献)
 初産婦 66.7%   経産婦 87.1%   成功率の報告があります。
                     (成育医療センター)
    骨盤位経腟分娩適応
  ・単臀位
  ・児頭骨盤不均衡の無い事
  ・推定体重 2,000~3,800g以内
  ・臍帯下垂・脱出がない
  ・緊急帝王切開に対応できる
  ・新生児蘇生に熟知していること              (日産婦誌60巻5号)

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