葉酸について

2017年10月30日


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妊娠中は赤ちゃんの発育やお母さんの健康のために、さまざまな栄養が必要です。
今回は妊娠中にとても大切な役割を果たす「葉酸」についてお話しします。
葉酸はビタミンB群の一種で、細胞を造り出す上でなくてはならないものです。
よって、赤ちゃんの細胞が急激に増える妊娠初期に重要な栄養素なのです。

★葉酸が多く含まれる食品:
レバー、大豆、キャベツ、ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガス、サツマイモなど
 
葉酸を積極的に摂ることで「神経管閉鎖障害」のリスクが減ると報告されています。
神経管閉鎖障害とは、人間が生きていくうえで重要な器官である、脳や脊髄などの
「中枢神経系」のもととなる組織におこる障害のことです。
赤ちゃんの足が動かなくなったり、おしっこやうんちがスムーズに行われなくなります。
神経管の下の方に不具合が起きた場合は「二分脊椎」、上の方に起きた場合は
「無脳症」と呼ばれる状態になってしまいます。
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 また、葉酸は血液のもとを作り出すのを助ける働きのある栄養素です。
妊娠中はおなかの赤ちゃんを育てるためにお母さんのからだの血液の量が増えて、薄まってしまうので
貧血になりやすいです。
葉酸を積極的に摂取することで貧血予防にもなります。
 
このように、葉酸はお母さん赤ちゃん両方にとって、そして妊娠全期にわたって必要な大切な栄養素であるといえます。
ただ、食事だけではどうしても限界があると思います。
十分に補えない栄養素はサプリなどを上手に利用することも、おなかの赤ちゃんを守る一つの方法ですね。
葉酸のサプリは当院でも販売していますので、気になる方はスタッフまで声をおかけください。
 
妊婦さんは毎日の食事に気を付けて、頑張っておられることと思います。
少しずつ寒くなってきて、冬の気配を感じるようになりました。
体調には気を付けて、体を冷やさないように元気にお過ごしください。 
                                 助産師 樋口