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『ネウボラ』とは

2018年03月07日

最近日本でも注目されているフィンランドの子育て支援『ネウボラ』という言葉をご存知ですか?

『ネウボラとは』
フィンランドにおいて妊娠期から出産を経て子どもが就学するまでの間、母子とその家庭を支援する目的で設置された拠点
また出産・子育ての支援制度のことをいいます。
ネウボラでは一人の保健師が子どもやその家庭と対話を重ねながら継続的に担当することになっており、
医療や健康に関することだけでなく、子どもの成長や子育て、家庭の問題などその時々の悩みを相談できる場所にもなっております。
 そして今、日本でもネウボラのような制度を取り入れようという動きが出ています。

廿日市市では、子育て応援室『ネウボラ廿日市』として、平成29年4月から産後間もないお母さんと赤ちゃんを対象に
3つの産後ケア事業が始まっています。

   ①産後1か月健診費給付事業
    お母さんの産後1か月健診の費用を助成します。
   ②母乳等ケア事業
    助産師による母乳や心身のケア、育児相談などを行います。
   ③家事援助サービス事業
    育児や家事のサポートをします。

   その他にもいろいろな相談窓口を設置したり、「こんにちは赤ちゃん事業」として生後4か月のお子さんがいる
   すべての家庭を母子健康推進員(ママフレンド)が家庭訪問を行うなど、子育て世代の妊娠出産。育児の様々な悩みに
   対応して支援を行っています。

           ネウボラ.png

当院では、妊婦健診時にマタニティパスを作成し妊娠週数に応じた検査や保健指導などが確実に行えるようにしています。
例として、妊娠5ヶ月時には着帯や妊娠生活の注意点をお話しする保健指導や栄養指導、妊娠7ヶ月に入る頃心の健康状態を確認し
それに添ったメンタルヘルスの支援を行っています。
妊娠全期間を通し当院スタッフのみだけでなく、地域の保健センターや他医療機関とも連携をとりながら継続的な支援をするシステムも構築いたしました。
また出産後には、生後2週間から1か月・2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃん健診を実施し、子育てや母乳の相談、メンタルヘルスの継続的な支援を行っております。

『ネウボラ』のように誰もが安心して出産・子育てができ、必要な時に必要なアドバイスや支援を受けることができる
そんな体制となるよう当院でも努力していきたいと思います。

   看護師長 野原